釣り入門/まだ見ぬ魚達は何処へ/釣りは気分で釣りロマン

                      ”釣りは気分で釣りロマン”まだ見ぬ魚達は何処へ

　　 まだ見ぬ魚達は何処へ

　　釣りと言う趣味ほど、こちらの思いを、ことごとく裏切ってくれる物は有りません。

　　釣り一筋４０年の大ベテランでさえも、ボウズを引く事が有ります。もがけば、

　　もがくほど期待は裏切られます。何処が悪いのか、何が、いけなかったのか、

　　いくら考えても答えは出て来ません。今日こそはと思い、やって来たのに・・・・・

　　古来から釣りは一種の薬物症状を人に与える「悪魔の趣味」と呼ばれています。

　　今風に言えば、依存症でしょうか。もう、後戻りは出来ません。もう抜け出すことは

　　不可能なんです。しからば、トコトン楽しんでやりましょう。旬を頂きましょう！

　　何人たりとも成し得なかった必釣の心構えをお聞き下さい。少しオーバー気味。

　　 ●潮の満ち干の様に繰り返されるタイミング！それは時合い！
　　魚達にもお食事タイム（時合い）が有ります。私たちが朝昼晩、お腹が空く様に、

　　魚達にも餌を食べる時間帯が有ります。海で暮らす生物は大海原の自然の営み

　　の中で生活しています。魚たちにとって都合の良い潮回りになると、突如として

　　活性が上がります。一日に何回も有るのでは無く、朝夕の、まずめ時に限られ

　　ますが、日の出の時間帯と日の沈む時間帯、この瞬間は外せません。

　　この、僅かな時間帯に釣り人は全神経を集中させます。

　　まさに、魚対人間の真剣勝負です。

　　※ですから前日に全ての道具や仕掛けを準備万端、整えて臨まなければ成り

　　　　ません。他人より一歩先へ抜きん出る！それが釣果です。

　　 ●天からの授かり物
　　周りを見渡してみても、誰の竿にもヒットが無い時、ふとした拍子に魚が釣れる

　　事が有ります。私達から見て、穏やかに見える海も、海中では様々な潮の変化

　　が起きています。そんな時に釣れた魚ですから、潮が良くなったと考えるべきだと

　　思います。何時もの様に仕掛けを入れただけなのに・・・・釣れてしまった！

　　たまには、こんな事が有ってもバチは当りません。何時また会えるとも限らない

　　ので素直に喜んでおきましょう。これだから辞められないと、おっしゃる方も

　　大勢いらっしゃいます。

　　 ●タイミングを見逃すな！
　　当然の様に潮と言うのは日々刻々と変化しています。良い潮も有れば悪い潮も

　　有るんです。良い潮の時は魚の活性も自然に上がって、餌を求めて活動します。

　　この地合いこそが大漁のチャンスです。ほとんどの方が結果を出せるのでは

　　ないでしょうか。潮が悪い時は魚達も、あまり食欲が有りません。こう言う時は、

　　目の前に餌が在っても食い渋りますので、いかに魚を誘い出すか！まさに魚と

　　人間の知恵比べです。（釣り人の技術によって釣果に差が出て来ます）

　　 　●期待が膨らむマズメ時！

　　最も魚が釣れる可能性が高い時間帯といえば、昔から釣りはマズメ時と言

　　われる様に朝まずめや、夕まずめ、つまり早朝と夕暮れ時が最高の時間帯と

　　言えます。実際に、その時間帯に魚の食い気が高くなることは確かな事で、

　　他の時間帯よりも、ずっと釣り易く成って来ます。

　　たとえば、朝方は良く釣れていたのに昼間には食い渋るようになり、やがて

　　まったく釣れなくなった様な事は有りませんか。つまり、統計的に言えば日中は

　　釣り難く、釣れないという事なんです。そして日射しが傾き、夕まずめの時間帯

　　に入ると再び釣れ始めます。

　　ですから本当に魚を釣ろうとするのなら、釣れる時間帯に釣りをしなければ成り

　　ません。釣れない釣り人は、釣れない時間帯をワザワザ選んで釣りをしている

　　可能性が有ります。

　　※もし、釣れる時間帯に釣りをすれば、釣れる確率、魚と出会える確率は、

　　　　飛躍的にアップするはずです。

　　 ●ボウズ逃れのテクニック！
　　時合いと言うのは結構、短いもので、長くても１時間位でしょうか。１日の内で

　　チャンスは、たったの２回しか有りません。ですが、この時合いもある程度コン

　　トロールする事が出来ます。

　　※その方法と言うのがマキエです。簡単に言えばお食事タイムを人為的に

　　　　作って魚達をマキエで呼び込んだり、足止めする等の方法で釣ってしま

　　　　おうと、魚の習性を利用した方法の一つですね。

　　 ●時を買う！
　　普段から実績のあるポイントでは良い時間帯と言うのが、必ず有ります。

　　タイミングさえ良ければ、魚は釣れるはずです。前述した様にポイントは

　　意図的に作る事が出来ます。潮の干満の予測も出来ますので、時間の許す

　　限り釣り場に留まるべきだと思っています。それが釣果へと繋がります。

　　必ず、日に数回は釣り時が来ますので、無駄を無くして釣りに専念しましょう。

　　● 何故！アタリが無いのか？
　　皆さんにとって、悩みの種だとお察しいたします。改善するポイントは何なのか！

　　まず問題点を一つ一つ整理して考える習慣を身に付けましょう。同じ餌を使って、

　　尚且つ同じポイントで釣っているにも係わらずアタリが無いとすれば、地合いか

　　ら外れている可能性も否めません。

　　仕掛けは合っているのか？魚が泳ぐ層（棚）は間違って無いか等、瞬時に分析しな

　　ければ成りません。僅かなアタリを見逃しているこ事も時として考えられます。

　　高感度の糸ウキや、先調子の柔らかい穂先に交換するのも一つのやり方です。

　　※元来、魚達は潮が流れて来る方向に逆らって捕食しますので、潮の流れを

　　　　十分に把握して臨まなければいけません。

　　 夜釣りに挑戦！（掛かれば大物間違い無し）
　　日も沈み、辺りも暗くなってきました。幾分、心細さも増してきます。魚達も眠りに

　　入った様です。私の経験上、魚達は夜７時以降は食いが渋くなります。特に１０時

　　以降は確率がかなり低くなります。ですが夜釣り専門の方が居る事も事実で、

　　大物を期待して出掛ける方も大勢いらっしゃいます。注意する事と言えば、

　　毒魚のゴンズイが釣れた時はハリスごと切って下さい。

　　けっして素手で触ってはいけません。後はアナゴですね、仕掛けをグルグル巻きに

　　されて、解くのに時間が掛かり、釣りどころでは無くなってしまいます。

　　※私のお勧めはテトラの穴に余ったテグスで作ったソフトボ−ル位の大きさの

　　　　仕掛けに餌をくくり付けて２〜３時間、沈めておきます。（錘も付けて下さい）

　　　　うまく行けば、伊勢海老やワタリ蟹が掛かる事が有ります。ウヒヨッ！

　　 釣果アップの潮を読む！

　　　　　　※潮の干満による潮まわりの変化、大潮⇒中潮⇒小潮⇒長潮⇒若潮

　　魚や釣り場所によって違いは有るのですが潮まわりや潮位も釣果に影響します。

　　潮まわりは、大潮、中潮、小潮、長潮、若潮と繰り返しながら潮が入れ代わって

　　いきます。

　　同じ魚でも習性や潮の好みも微妙に違って来ますので当り餌（よく釣れる餌）も

　　当然の様に変わってきます。たとえば、釣れ難かった潮まわりが入れ代わり、

　　新しい潮まわりの若潮になり、大潮へと進んでいく間に新しい魚の群れが入って

　　急に釣れ初める様な事が有ります。その潮まわりでは毎日同じ時間帯に釣れだ

　　す様な事も度々見られます。そうした潮まわりに当たれば本当にラッキーです。

　　※釣行する釣り場の状況や、潮の流れ、当り餌、釣り方等、参考になる情報は

　　　　下調べを忘れずに。その上で自分の釣り方を考えていきましょう。

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