●釣りの必須アイテム！小物選び！

　様々な場面を想定して、小物選びは、とても重要な要素を含んでいます。釣果を

　左右すると言う意味では、小物類は釣りには無くてはならない必須アイテムの一

　つに上げられます。準備万端、整って釣行した方が、より良い釣りが楽しめるのは

　言うまでも有りません。また、どんな釣りにも言える事ですが、最初は釣り道具を揃

　えるのに費用が掛かるのは否めません。

　・・・・・が、ある程度、揃えてしまえば仕掛け意外は長持ちしますので、気軽に取り組

　んで頂ければ良いと思います。下記に必要最小限な物を、紹介致します。

　　有れば便利な小物類　　　　　　

  　釣り用ペンチ
　ルアー釣りなどで、魚の口に掛かった、フックを外す時に、と

　ても役に立ちます。強度や頑丈さは余り必要では有りません

　が、塩水対策として、ステンレス製を強くお勧めします。先

　の曲がった物や、くの字に曲がった物が経験上、とても便利

　に思いました。また、投げ釣りなどで根掛かりから回収した

　天秤などが曲がってる事も多々、有りますので、曲がった天

　秤を修正する時も非常に役立ちます。出来るだけ軽量で手

　に馴染み易い物を選んで下さい。

　※全ての釣り道具の基本ですが、釣りから帰ったら必ず水洗いして下さい

  　釣り用ハサミ
　釣りで使用するハサミは、主に、餌を切ったり、ラインを切っ

　たりする時に使用します。安価な物は、何回か釣行するウ

　チに切れなくなるので、あまりお勧めは出来ません。また、

　小物類は海に落とす事も多々、有りますので、クーラーに繋

　いだり、ピンオンリールに取り付けていれば安心です。出来

　るだけ落とさない様に気を付けたい所ですが、予備が有

　れば安心です。

  　エサ箱
　探り釣りや、落とし込み釣りで使用する、多毛類の

　虫餌を入れるのに便利です。餌屋さんで購入した

　時に、入れてくれるパックのままでも良いのですが

　強風下では外に置けません。また、直射日光や、

　冬の乾燥した冷たい風が当たると、餌が見る見るう

　ちに弱ってしまいます。シラサエビ用の木製の重厚

　な作りの餌箱も有りますが、最近はプラスチック製の餌箱に人気が有る様です。私

　個人の見解は、出来るだけ餌たちを長持ちさせる為に、前述したシラサ用の大きな

　箱では有りませんが、通気性が良く、断熱効果の高い一般の釣具店で販売されてい

　る木製の餌箱を好んで使用しています。

  　釣り用タオル
　特に必要性は少ない様に思われますが、餌を付け終わった

　手洗い後の時など、とても重宝します。３本位、用意すれば、

　万全でしょう。少し大きめの吸水性の高いタオルと、少し小

　さいハンドタオルの２種類を携帯して下さい。夏の日差しが

　強い時には、日焼け防止対策としても、必須アイテムの一

　つです。備え有れば憂いなし、常に先の事を考えて行動す

　れば安心して釣りに没頭できます。

  　ピンオンリール
　今、流行の物は、巻き取り式のリードが付いた小さなピンオン

　リールで、スケールやハサミなどの小物類を取り付けて、胸に

　ぶら下げて使用します。安全ピン式と引っ掛け式が有りますが

　着脱の簡単な、掛け型式の物に人気が有ります。

　　※見た目よりも機能性重視で購入しましょう。

  　メゴチバサミ
　ペンチの様な形をした魚専用のハサミで、魚体を掴み

　易い構造に成っています。特に毒魚や棘の鋭い魚を

　掴む時に重宝します。またエソなどの顔が気持ち悪い

　魚を掴む時も便利です。それから時として、見た事も

　無い魚が掛かる事も有るかと思われます。（夜釣りで良

　く釣れるゴンズイなど）自分が見た事も無い、知らない

　魚が釣れた時は決して素手で触ってはいけません。

　※十分に注意して下さい。

  　釣り用ナイフ
　様々な場面で活躍するアイテムの一つです。釣った魚を、そ

　の場でサバいて下ごしらえする時や、釣りの合い間に、お造

　りにして食べる時など、用途は多岐に亘ります。また鮮度を

　保つ為に、魚を締める事は、食味をも左右します。良く切れる、多機能な物を選びま

　しょう。釣りをする上で長く使う物ですから、最初から、高品質の物を選んだ方が、

　後々、お得です。私は、ステンレス製を使用していますが、使っているウチに、段々

　と刃が鈍って来るので、出来れば研いで使える鉄製を、お勧めします。

　　※安全性を考慮して、ケース付きの物が良いと思います。

  　針外し
　各メーカーから色々な物が販売されていますが実際に

　使用してみないと、分からない部分が有るのは否め

　ません。見た目や、デザイン、お好きな物を購入して

　まず、実釣で使ってみて下さい。各メーカー、とても

　シンプルな構造ですので、使っているウチに慣れて来

　ると思います。特に初心者の方は、魚に針を飲み込ま

　れる事が多々有りますので、パッケージの説明書を良

　く読んで、使用法を理解する必要が有ります。また専用の針外しに、拘らなければ、

　上述した、ペンチでも何ら問題は有りません。あくまでも楽しい釣りをコンセプトに

　していますので、普段からの使い勝手の良い物で十分だと思います。

　　●釣りに必要な小物達　

  　サビキ仕掛け
　よりスムースに釣りを始める場合は、市販されている仕掛けが、とて

　も便利です。前日に仕掛けを作る手間も省けますし、釣り場へ着いた

　ら直ぐに始められるのが、大きなメリットです。まさに、時合いを逃しま

　せんね！釣具店で購入する前に、予め何処で釣るのか、対象魚は

　何か？などをピックアップして置きましょう。準備万端、整えておけば、

　自ずと釣果に繋がります。出来れば針の号数や、ハリスの号数が異

　なる仕掛けを数セット用意すれば万全です。

  　ボビン巻きライン
　リールのスプールに巻く糸の事です。一般的には、ナイロン製

　が主流です。色々な種類、素材の物が売られていますが、各

　メーカー、どの製品も優れた品質を持っていますので、あまり

　拘る必要は無いと思いますが、ウキ釣り専用・投げ釣り専用・

　落し込み専用などが有りますので、釣り場に適した物を買え

　ば良いでしょう。

　私も比較的、安価な物を使用していますが、３〜４回釣行した後は、必ず巻き変える

　様にしています。

　また釣りから帰って来たら、リールに巻いたままで結構ですので、真水で洗ってやっ

　て下さい。※道具類を長持ちさせる秘訣です。 

  　ウキ(浮木)
　仕掛けを一定の棚に留めたり、広範囲に仕掛を流したり、

　肉眼でアタリを取ったりする為の、大変重要な役割を持って

　いるのが、このウキです。オモリの号数に合った物を使用し

　ます。あるいはウキの号数に合ったオモリを使います。視認

　性の良い棒ウキや、浮力の有る玉ウキなど、用途に応じて

　使い分けましょう。初心者の方でしたら比較的トラブルの少

　ない※自立式を選んでください。

　（自立式とは中にオモリが仕込まれている、重いウキの事）

　少し小ぶりで重量が有るのを選んで下さい。また、ウキ釣りに使用するオモリは狙っ

　た水深などで使い分ける必要が有ります。波止釣りで使いやすいオモリ負荷は３Ｂ

　〜２号位ですが勿論、潮の流れによって適宜オモリを追加する事も、多々有ります。

　初めての方は、下記の様に覚えておくと良いと思います。

　※オモリ５Ｂ（水深５ｍ位）オモリ１号（水深１０ｍ位）を購入すれば良いと思います。

  　ガン玉（オモリ）
　ハリスや仕掛に付ける、とても小さな錘の事です。割シズ、

　噛みシズと呼ばれる米粒状の物と、ガン玉と呼ばれる球状

　の物が有ります。一般的に丸い方に人気が有ります。それ

　から、ガン玉よりも幾分小さい物をジンタンと言います。

　ジンタンの特徴としては、黒くて柔らかく、また糸に挟み付け

　やすい事が上げられます。重さは非常に軽い物からＧ７〜８Ｂ

　位までと、幅広く販売されています。色々な種類が有りますが、初めての方でしたら

　６種類ほどが、ケースに入った物が安価で、とても便利です。

  　オモリ(錘)
　オモリも釣り場に適した物が色々と有ります。投げ釣りなら、

　海草天秤・ジェット天秤、また、流れが速い釣り場なら、スパ

　イク天秤と釣り場の状況に合わせて、それぞれ選択します。

　岩礁や藻場など、根掛かりが頻発しそうなポイントなら掛か

　った魚だけを回収する目的で、仕掛けの最先端に捨てオモ

　リを使います。仮にオモリが根掛かりしても、魚と仕掛け諸共

　回収出来る確率は格段に上がります。

　また、チョイ投げやブッコミ釣りには、中通し式オモリとナス型オモリの２種類を使用

　します。中通しオモリは、オモリの中心に道糸が通る様に穴が開けられています。

　丸形オモリとナツメ型オモリの二種が有りますが、２号までは丸形オモリ、それ以上

　はナツメ型オモリが良いと思います。

　※波止でのウキ釣り全般は０．５号〜３号位です。ブッコミ釣り、探り釣り用は５号

　　  〜１０号位を主に使用します。サビキ仕掛けや胴付き仕掛で良く使われるのが、

　　  ナス型オモリの５号〜１５号位が一般的です。

  　サルカン(スイベル・ヨリ戻し)
　道糸とハリスの連結具に使用したり、仕掛と道糸を連結するのに

　使います。ヨリモドシとかスイベルとも言います。サルカンには様

　々なサイズが有ります。波止釣りで使用する仕掛けは、糸が細く

　対象魚も比較的、手頃なサイズが主ですから、小さい物を選んで

　下さい。

　また、根ズレや仕掛けの交換時に便利なのが、安全ピンの様な構

　造のスナップサルカンです。最近では手返し良くルアー交換が出来

　るので、ルアー専門のアングラーにも人気が有ります。

  　釣り用 小物ケース
　小さい釣り道具や、パーツが仕分け出来るフタ付き小物

　ケースが人気です。自分に合った物ならホームセンター

　で売っている安価な物でも大丈夫。しっかりフタが出来る

　物を選びましょう。頻繁に釣り場を移動する場合、カラー

　は好きな色でも、結構ですが、視認性を良くする為、少し

　派手目の物が良いと思います。

  　●釣り入門者は安価な物から？
　いよいよ、釣りを始める訳ですが、まだまだ、揃えなければ、ならない様々なアイテ

　ムが必要です。それだけに費用もかさみますが、竿やリールに較べると長く使えま

　すので、良く吟味して、飽きの来ない実用性の有る物を購入して下さい。これから、

　始まる楽しい釣りライフをエンジョイする為に。

  　クーラーボックス

　釣行する場所でサイズが決まって来ると思います。一般的な

　波止釣りで必要なサイズは、カサゴ、アイナメ、 メバル、など

　の小物用なら１０〜１５リットル位が軽くて使い易いです。

　ハマチやスズキなら２０〜３０リットル位は必要になります。

　（これでも大物が釣れたら、入らない可能性も有ります）

　波止釣り用のクーラーに関しては小型の方が軽くて扱い易いと思います。あまり大き

　過ぎると移動の時に苦労します。また、座る事を前提に購入する時は良く仕様を読ん

　でから購入しましょう。

　安価な製品だと座った途端、中の小物入れが割れたりしますので注意して下さい。

　※出来れば釣り場や目的に合わせて、大小二つ有ると、とても便利ですが、

　    予算の関係も有りますので、中位の物を購入すれば良いと思います。

  　ロッドケース

　ロッドケースは竿を数セット、運ぶ時に適しています。最近、フロー

　ティングケースも販売されていますが、各人の好みで良いと思いま

　す。また、販売されているロッドケースには多くのバリエーションが

　有り、ロッドだけを収納するタイプと、リールを装着したまま収納可

　能なタイプも販売されているため、どちらを選ぶか、あれこれ考え

　るのも釣具選びの楽しみになっています。

　ロッドケースの中でも一番、種類が多いのがソフトケースタイプで、価格も比較的、

　お手ごろです。また、クッション素材が多く使われているので、ロッドなどの釣具を傷

　つけ難い構造になっています。

　※比較的安価で購入出来ますが、実際にケースを購入する際には収納する

　　  ロッドの数量や長さを考慮して選んで下さい。この他、ハードケース・セミハ

　　　ードケース・と呼ばれる種類や木製のロッドケースも販売されています。

  　タックルボックス

　ルアー、オモリ、針など様々な仕掛や小物を入れておく

　ケースです。各社、色々と工夫したプラスチック製の物

　が売られていますが、大きい物は、あまり釣り場へは持

　って行きません。最小限のルアーや小物類を入れる小

　型の物が釣り場では主流です。大きい物は自宅での仕

　分け用に使用して、釣り場へは必要な物だけをすっきり整理して出かけましょう。

　※最近では、ある程度の物がクーラーボックスにも標準装備されていますので、

　　  実釣に必要か良く考えて購入して下さい。出来るだけ軽装の方が移動も楽です。

  　バケツ（水汲み用）

　色々なタイプの物が販売されていますが、釣った魚を入れて

　おいたり、手を洗ったりするのに便利です。また、汚した釣場

　を洗い流す時などには必需品です。釣り場の状況にも因りま

　すが、海面まで距離が有る事が殆んどですので、別に５m〜

　１０mくらいのロープを持って行きましょう。私の愛用はプラス

　チック製では無く、折り畳めるビニール製です。

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