自然を満喫！生きてる喜び！

　　真に自然を説き聞かすにはやはり、自ら自然に生きなければならない。

　　自分の身をありとあらゆる物の中に独り身をさらすには、天地万物をもって

　　一体とし、宇宙そのものを全身とする不朽の人とならなければならない。
　　自然を命なきものの世界として見るとき、我もまた命なきものにすぎない。
　　万物に自己を観、万象より親しい声を聞くとき、我は初めて生きている。
　　（人間としての生き方/安岡正篤）

　　都会の方で暮らしていると、子供の頃、友達と日が暮れるまで遊びながら

　　毎日の様に見ていた青い空の広大さを忘れてしまいます。何をしていても

　　全てが楽しかった、あの時の事を・・・・・・楽しかった思い出は何時までも消

　　える事は有りません。不思議なことに歳を重ねると、ちょっとした事でも直ぐ

　　に感動して涙ぐむ事が増えてきました。（ホント歳は取りたく有りません）

　　人間は弱い動物です。何時までも幸せでいたい、皆さん、そう思われませんか。

　　自然の中で生かされているのなら、共に満喫しようではありませんか！

　　 磯を楽しむ！

  遂にやって来ました。子供達

  が待ちに待った夏休みの到

  来です。楽しい思い出作りに

  磯へ出掛けてみませんか。

  魚は勿論、カニやエビ、貝な

  ど色々な生き物でいっぱい

  です。子供だけでなく 大人

  でも十分楽しんで頂けます。

  お金も、そんなに掛からない

  ので、思う存分、磯の香りを

  満喫しながら磯の生き物達と戯れましょう。大人も童心に帰って楽しんでみては！

　時間が経つのも忘れる事うけあい！これぞ夏遊びの為のワンダーランド。釣りを

　楽しんだ後は、海に潜って水中観察も楽しめます。岩の間に隠れた魚や、見た事も

　無い生き物を探したり、親子で存分に楽しんで頂けますよ。

　　 磯を楽しむ！その一

　行く場所が決まったら

　早速パパの休みに合

　わせてイザッ 海へ！

　と言っても、いつでも

　磯遊びが出来る訳で

　は有りません！  海

　には潮の流れと言う

　のが有って約４週間

　のサイクルで潮が動

　きます。これは天空

　の月と連動していて

　新月の時と満月の時

　には海の干満の差が大きくなり、その日を大潮と呼びます。磯遊びには、この大潮の

　前後がベストだと思います。この大潮の日は一日に２回「干潮」といって潮位が低く

　（海面が下がる）なり、普段は海面下にある岩場が現れます。（これが磯です！）

 　干潮時（潮が引いた後）の磯場には、タイドプールと言う潮溜まりが沢山、出きてい

 　て海の生き物達が沢山取り残されていますので覗いて見て下さい。

　　（熱帯魚の様な綺麗な魚も居るんですよ！）

　　※それから磯遊びに行く際には事前に「潮位表」で大潮の日、干潮時刻を調べ

　　　　ておきましょう。磯遊びに行く時は干潮時刻の２時間くらい前に磯場に入るの

　　　　がベストです。

　　 磯を楽しむ！その二

　潮溜りには引潮と共に海に戻れな 　　

  かった魚達やカニ、ウニ、ヒトデ、

　お父さんの大好きな貝等、子供達

　が大喜びする物が沢山居るんです　　

  よ。まさに、自然水族園そのもので

　す。海の生き物達と手軽に触れ合

　えるタイドプール（潮溜り）を是非、

　ご家族で一緒に楽しんでください。

　黒潮が流れ込む海（房総以南の

　太平洋側）では、チョウチョウウオ

　やスズメダイなどが黒潮の流れに 

  乗ってやってくるので、運良くタイドプールで採取することも出来ます。

　また磯遊びをする時に絶対に持参しておきたい物が、魚を取るための道具と入

　れ物です。潮溜りは小さい岩の間にあるので、普通の魚取り用の網では魚を追い

　込めません。
　そこで活躍するのが金魚や熱帯魚の水槽の水変えの時に使う金魚用の網です。
　近所のペットショップやホームセンターなどで１５０円位で買えます。岩の間に逃げ

　込んだ魚もこれを使えば何とか成ります。網の目が細かいので、網の目から逃げ

　られる心配もありません。小さなお子さんでも扱い易く成っています。

　その外には、魚を入れるクーラー、エアポンプなどを用意しておけば安心です。

　また、採取が目的で無い時でも「酸素のでる石」と言うとても便利な物がホーム

　センターの熱帯魚売り場などで売っていますので持って行くと重宝します。

　小さな生き物ならビニール袋などに入れて生かしたまま家に持って帰れますよ。

　　 磯を楽しむ！その三

　干潮になると海面から上に姿を表

　す部分を「潮間帯」と言います。こ

　の潮間帯には大小沢山の種類の　　

　貝が生息しています。イシダタミガ　

　イ、イボニシ、スガイ等々。これら

　の貝は全部食べる事が出来ます。

　上記の貝は漁師さんたちは一般

　的には獲りませんので、少量なら

　家に持ち帰っても問題ありません。　　

　塩茹でにするとビールのおつまみ

　に最適です。ほんのりと磯の香りがする、どこか懐かしい味です。お父さんのビール

　のお供に取ってあげて下さい。特に、釣果が上がらなかった時は、良いお土産にな

　ります。

　　※潮溜まりで遊んだり貝類を観察するだけが目的なら、獲った貝は全て、

　　　　元の位置に返してやりましょう。（自然を大切に）

　注意：一般の方はアワビやサザエなどは絶対に獲ってはいけません。その他、

　　　　　海藻類なども岩から採取するのは禁止されています。

　　　　　（時には法律で罰せられる事も有りますので十分注意して下さいネ）

　　 漁業法を守りましょう

　日本全国、漁業法で、ウニやアワビ、サザエなどは採取が禁止されています。

　また酸素ボンベなどを使って潜り、大量にサザエなどを採ると密漁になり法律で

　罰せられます。他にもそれぞれの地域によって保護されている種類も数多く有り

　ますので、事前に確認することが必要です。また磯場では貝殻などで足を切って

　しまうことが多々ありますので、十分に気を付けてください。

　　 波止の恩恵！

　楽しいのは地磯や砂浜だけでは

　有りません。４月〜５月頃の波止

　の常夜灯付近では、様々な生き

　物達が集まってきます。常夜灯で

　照らされた海面には、小魚に混じ

　ってイカやカニ・シャコなどが泳い

　でいるのが確認できます。見てい

　るだけで、とても楽しい気分にさせ

　られます。波の音を聞きながら、行

　き交う船の灯りをぼんやりと見つ

　める。なんともロマンチックでは、ありませんか（笑い）

　「私も毎日のように波止に通いました。自作ルアーとタックルを抱えて！また夏陽は

  特に波止で飲むビールが堪らなく美味しいんですよね。

　落ちたら危ないですが。今まで、よく生きて帰れたなと我ながら感心しています。」

　※夜釣りの方は特に気を付けて下さい。本当に危ないですから。

　　　周りには、ほとんど釣り人が居ませんので。落ちたらOUT・・・・・です。

　　 家族で楽しむ！

  大都会や都市近郊の波止場では、あまり海の香りがしなくなった・・・・・と思うのは

  私だけでしょうか。釣りは、ともかくとして、磯の香りが薄れてしまった様に感じます。

  海岸線が埋め立てられ藻類が育たなくなったのも原因の一つだとは思いますが。

  自然保護や景観保護が声高に叫ばれていても、現実は、とても厳しい状況に有りま

  す。そこで遠い昔の事を思い出しながら、自然が残っ

　ている海岸線や磯に一度、出かけてみては、いかが

　でしょうか。自然と向かい合いながら、のんびりとカモ

　メ達の力強い姿を楽しんで下さい。時間が出来た時な

　どは、是非ご家族で出かけて欲しいと思います。レジ

　ャー気分で行くと一日中、楽しんで頂けます。大好き

　な魚釣りは家族サービスの合間にやる様にしましょう。

　磯場でしたらタイドプール（潮溜り）にイソギンチャクや

　小魚、エビ、カニがいますので、ご家族を連れていって遊ばせてあげましょう。食べ

　られる貝やワカメ類を、採集させるのも楽しい一時です。お父さんの趣味だけでは

　無く、アウトドアを楽しめる様な釣りに家族を連れて行くと、とても喜ばれます。

　　　※釣りを兼ねた海遊びの方がのんびり出来るのではないでしょうか。

                 　　　　　 釣りは気分で楽しく行きましょう。ご安全に！

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