●海で使用する釣りエサの選び方

  釣り初心者（特に女性の方）には、至難の業とも言える

  虫餌を素手で触らなければ成らないと言う事が挙げら

  れます。オキアミやシラサエビなどは比較的簡単に触

  る事が出来ますが、こと虫餌に成ると皆さん一様に眉

  をしかめます。特に買ったばかりの新鮮な物は、クネ

  クネ動いてヌルヌル滑って。また、時折黒々とした

  ツノに噛まれたりもします。・・・実は私も苦手です。

　ですが魚釣りには、この虫餌付けは、避けて通る事は決して出来ません。そこで、ど

　なたでも楽に餌を付ける方法が有ります。それは石粉と言う物を使う事です。虫エサ

　に石粉を付ければ、アラ不思議！嘘の様に滑らなくなって簡単に掴めてしまいます。　

　直ぐに掴めると言う事は、ツノに噛まれる頻度が減ると言う事です。でも痛いです！

　※エサ屋さんでは無料で分けてくれる所も有るので、イシコって聞いてみて下さい。

  こちらでは、波止釣りで使われる代表的なエサ達をご紹介します。

  探り釣り、エビ撒き釣り、投げ釣りなど、最も良く使われるポピュラーなエサです。

活き餌		殆んどの魚種を対象にした、万能の虫餌です。特にマムシは食いが良いのでお勧めです。それから夜釣りに最適なのが海中で光る青イソメです。	青イソメ・石ゴカイ・マムシ・コガネムシ・袋イソメ・ユムシ等
		スズキの海老撒き釣りで人気が有るのが、シラサエビやブツエビです。死ぬと極端に食いが落ちるので、ブクや、おが屑などで、鮮度を保つ事が大切です。	シラサエビ・ブツエビ等
		黒鯛など、鯛の仲間は何でも食べる雑食性の魚です。特にカラス貝などは、現地調達すれば、新鮮な物を使えます。	ボケジャコ・カニ・カラス貝・アケミ貝等
		波止での青物やスズキ、太刀魚釣りなどに生きたまま鼻掛けや、専用のテンヤに括り付けて使用します。事前に現地調達しておきましょう。	小アジ・イワシ・ドジョウ・イカナゴ等
保存餌		キビナゴやアミエビ類は、非常に食いの良い万能エサの一つです。価格も安いので、マキエで魚達を足止めしながら釣ると効果的です。	オキアミ・アミエビ・桜エビ・キビナゴ・ホタルイカ等
		雑食性の黒鯛に良く使われます。また、エサ取りの多い時期には、著しい効果が期待出来ます。	サナギ・コーン・スイカ・塩マムシ等。 画像は塩漬け前のマムシ（岩虫）
冷凍餌		波止でのサビキ釣りには、欠かせないレンガブロックです。数種類有るので、撒き餌用、刺し餌用と釣り場に合った物を使用します。	各種パック・チューブ・レンガブロック・刺しアミなど各メーカーから販売してます。

   波止釣りの場合、活き餌のシラサエビ、虫エサと、サビキ釣りなどで使うアミエビの

   使い方を覚える事で、一般的な波止の魚達は釣れます。 出来るだけ、早く釣りに慣

   れ親しんだ方が腕が上がります。また、専門に釣りたい魚種が見えてくると、自ずと

   使用する餌も決まってきます。

　※同じムシ類でも魚の食いが良いのは、どの餌か等、様々な場面を考えて釣り餌

　　 を選ぶ事はとても重要です。こちらでは最も人気の有る釣り餌をご紹介します。

　青イソメ（アオムシ）

   全国どこでも入手出来る輸入エサです。値段の変動も

   無く、何時でも安く買える代表的なムシ餌の一つです。

   ウキ釣りや、投げ釣りなど、全ての釣りをカバーすると

   言っても決して過言では有りません。殆んどの魚種に

   対応出来る万能エサです。身も比較的丈夫なので、投

   げ釣りなどでは、オモイッキリ竿が振れます。また青ムシは海中で光るので夜の投

   げ釣りでは魚達に強烈にアピール出来るので、とても人気が有ります。（房掛けにす

   れば、大物も期待出来ます）余った餌は塩漬にすると、次回の釣行で使えます。

　石ゴカイ

   青イソメよりも一回り小さい虫エサです。体色は全体に

   赤身を帯びており、青イソメよりも、身は幾分、軟らか目

   ですが元気良く動きます。キュウセン、キス、アイナメな

   どの小さい魚を狙う時に最適なエサです。値段も比較

 　的安価です。

　シラサエビ

　淡水に生息する、スジエビの仲間です。関西方面では

　シラサエビと呼ばれ、スズキのエビ撒き釣りでは、最も

　ポピュラーな釣りエサです。一般的に、琵琶湖産の物が

　殆んどで、これを冷凍した物を、釣り人の間では湖産と

　呼び、磯釣りなどで主に使われます。また、沼で取れた

　物を地海老と呼び、大きくて丈夫な事から、とても、珍重されています。同じ仲間で

　ブツエビ（ミナミヌマエビ）が有りますが、深く潜る習性を利用して、根魚のメバル釣り

　には欠かせない餌の一つです。

　　※撒き餌として使用する時は７〜８匹を軽く手で押さえ弱らせてから撒きます。

　アミエビ

　波止のサビキ釣りには、欠かす事の出来ないマキエサ

　の一つです。値段も手頃で釣具店や、餌屋さんには常

　備されています。同じ仲間で鯨の餌としても有名な南

　極に住むオキアミが有ります。このアミエビから大きい

　物だけを選別して、刺し餌専用にした物がサシアミと呼

　ばれる物です。主に、口の小さいサヨリに使います。難点と言えるのは、少し臭いが

　強い事です。

　　※特に夏場のサビキ釣りを楽しんだ後は釣り座の汚れを水で洗い流す様にする

　　　 のが釣り人のエチケットです。（本当に凄い臭いです）

　　※ところで、釣りが大好きな方でも、意外と虫餌が苦手な方は大勢いらっしゃるの

　　ではないでしょうか？・・・・・。

　　餌を鈎に付けている時に、突然、ニョキっとツノが出てくると思わずビビってしまい

　　ます（笑）・・・・・特に大型の岩虫（関西ではマムシ）に挟まれると本当に痛いです。

　　このアイテムは、投げ釣り・波止釣り・ミャク釣り・五目釣り等、全てをオールラウンド

　　にこなせる、正にスーパーアイテムです。

　　餌釣りで、虫餌を付けるのが苦手な方に救世主現る！

　　（女性の方や、小さなお子さんには超お勧めです）

　　パワーイソメ 青イソメ

 商品の仕様：魚が好むエキスと、本物そっくりの形と弾力

 で驚異の摂餌力を発揮し、波止・堤防・砂浜・釣り公園で

 の釣りにピッタリです。

 また、保存が楽な常温タイプで、フルーティな香りも付いて

 臭いを気にせず安心して使用出来ます。

 

　簡単に覚える餌の刺し方　

　ムシ餌類の頭の部分を付けると食いが悪くなるので、予め頭の部分を除いてから

　使用しますが、例外として、房掛けの場合は、この限りでは有りません。

　万能掛け

　２cm〜３cmに切ったムシ餌（多毛類）の中に針を通して約１cm位の所に

　針を出します。この刺し方は一般的で波止の探り釣りや、ミャク釣りの時に

　人気の有るオーソドックスな刺し方です。頭の部分を付けたまま、刺す場合

　は虫餌のダメージを出来るだけ少なく、また鮮度（生き生きさ）を長く保つ為

　に口から下の部分を刺すのがコツです。

　万能掛けその二

　投げ釣りなどで、餌の身切れを防ぐ為に、上記と同じ様にムシ餌（多毛類）

　の中に針を通す方法です。（約２cm〜３cm位の所に針を出します）餌が落

　ち難くなるので、投げ釣りなどで主に使われますが、餌取りの多い波止か

　らの探り釣りやミャク釣りでは、餌をハリス部分まで、たくし上げると、魚の

　歯でハリスが傷つき易く成りますので注意して下さい。

　房掛け

　青イソメなどのゴカイ類を針に数匹刺す方法です。特にカレイの投げ釣り

　や大型のアイナメ釣り、電気ウキでのスズキ釣りの時に非常に効果が有

　ります。

　尾掛け・頬掛け
　シラサエビやブツエビなど生きたエビはダメージを与えない様にするの

　が基本です。

　図の様に、尻尾の部分にチョンと掛ける、チョン掛け、口の部分から鼻

　先へ掛ける、鼻掛け、また、ホホに掛ける、頬掛け、尻尾の部分からオ

　キアミの様にに通す、尻掛け等が有ります。特に注意して欲しいのは、ホホ掛けの

　場合、海老の黒い部分は脳みそなので絶対に刺さない様にして下さい。（即死です）

　また、生きたエビエサは元気な方が食いが良いので、出来るだけ弱らさない様にす

　る事が肝要です。オガ屑等と一緒に餌箱に入れると、少しは鮮度を保てます。

　一般的にはホホ掛けが一番良い方法ですが慣れない間はチョン掛けが簡単だと

　思います。

　※基本的には１匹掛けですが、チョン掛けや鼻掛けの場合、時として餌のエビが

　　 小さい事も有るので、２匹〜３匹を掛ける事も有ります。

　　　　　　　　　釣りは気分で楽しく行きましょう。ご安全に！

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